試作第1弾としてプロジェクト管理と勤怠入力を統合したWebアプリケーションを作ってみました。

1.ホーム画面

サインインして最初の画面です。
この画面ではログイン者のプロフィールとToDo喚起が表示されるようになっています。

プロフィール

プロフィール上には「プロフィールの変更」と「パスワードの変更」へのリンクが設置されているので
適宜変更が可能です。

ToDo喚起

ToDoで表示されるのは大きく3点。

①ログイン者が担当に割り当たっているプロジェクトタスク
 着手期限に達している場合は黄色、完了期限を経過している場合は赤色で喚起されます。

②自分がプロジェクトリーダーに割当たっているプロジェクト計画書または完了報告書の提出
 「計画書(完了報告書)を提出しなさいよ!」という意味で喚起されます。
 プロジェクトの完了時期を経過している場合は赤色で喚起されます。

③プロジェクト監査員になっている場合のみ、プロジェクト計画書または完了報告書の提出時監査
 「提出されているので監査お願いします」の意図で喚起されます。

2.組織管理画面

組織(事業部、課)

組織の最上位として、事業部の追加、修正、削除を行います。
事業部の下では課の登録、修正、削除を行います。
また、事業部と課それぞれで勤怠承認者の登録を行うようにしています。

社員

社員を新規登録することで、その社員がこのシステムを利用できるようになります。
また、社員個々に対して削除とシステム権限設定、パスワード初期化を行えるようにしています。
社員プロフィールは、各社員がホーム画面から自分で設定することを前提としています。

3.プロジェクト計画

プロジェクト一覧

状態やプロジェクトリーダーでの絞り込み、番号や日付での並び順指定も可能です。

プロジェクト 新規登録/削除

プロジェクト番号と名称、プロジェクトリーダーを登録します。
ここでは削除も可能です。

プロジェクト計画書 作成(提出)/変更

計画書として、プロジェクトの概要、プロジェクト全体の期間や予算、工程ごとの期間や予算、プロジェクトメンバー等々を登録します。
作成(監査OK)を初版、以降は変更の都度改訂履歴を残す仕様となっています。

作業項目設定

計画書で登録した工程を詳細化して、タスクを作成します。タスク個々には予定工数、担当者、予定期間を設定し、後述の進捗管理でこれら予定値を元にEVM等の管理レポートを作成できます。

プロジェクト完了報告書 作成(提出)/変更

プロジェクトが完了した後に、報告書として実績や振り返りなどを登録します。

プロジェクト計画書監査・完了報告書監査

それぞれの提出に対して、計画・報告書として不備がないかを監査し、指摘事項があればそれを記入して差し戻し、指摘事項がなければ承認という形でステータスを進めます。

4.日報入力

勤務日報

休暇、通常出社、時差出社などの区分を選択して、出社時間、退社時間などの勤務時間を登録します。

作業日報

勤務日報の申告時間に合うように、その日の作業(タスク)毎で要した時間を登録します。
この時間を元に、後述の進捗管理でEVMを算出します。

5.日報承認

部門の承認権限者が、対象社員の日報を承認するための画面です。
1日1日を個別に承認できる他、複数選択や全選択での一括承認も可能です。

6.進捗入力

自分が参画しているプロジェクトを選択して、作業項目に対して実績日(開始、終了)を入力します。
この入力値を元に、後述の進捗管理で管理レポートを作成できます。

7.進捗管理

プロジェクトを選択して、管理レポートを作成します。
レポートではEVMの表形式、グラフ形式、および工程別の工数予実やコスト予実の棒グラフ、作業タスク一覧での効率評価表(予定に対して何%の工数で完遂できたか)などを見ることができます。
作成した管理レポートは一覧完了されるので、過去作成のレポートを閲覧することもできます。

(コメント)

私の経験上、プロジェクトを振り返る上では、いろいろな角度で分析できるようなデータが残っていないと感覚論での考察しかできないので効果的ではないと考えます。
一方で、そのためのデータを日々の業務の中で残すというのは意外と手間になり、また分析にかける時間を捻出することも厳しいというのが現実です。
このアプリでは、プロジェクトリーダーが経験を重ねる毎に効率的に改善を繰り返し、より生産性の高いプロジェクトを目指していけるようにという思いで作ってみました。
機会があれば、これを実務の中で使ってみたいと思います。