【AWS】無料利用枠で課金が発生した件
経緯
無料利用枠で開発環境を作成して数日。
先般の「AWS Free Tier limit alert」の件もあり、こまめにBillingをチェックしていました。
そんなある日のこと、やはり事件が起きました。

$0.01発生してます。
いったい何に課金されたのか。詳細を見ていくとRDSの「USD 0.095 per GB-month ob backup storage…」とあります。
直接原因
調べてみると、どうやらRDSのバックアップストレージの使用量のことらしいということがわかりました。
RDSのダッシュボードでスナップショットを見てみると…(当時の画像を残していなかったのでスミマセン)
手動 | なし |
システム | あり |
自分と共有 | なし |
パブリック | あり |
バックアップサービス | なし |
S3のエクスポート | なし |
「パブリック」は関係なさそうなので、「システム」が気になります。
「手動」は手動バックアップをしていないので当然ありませんが、「システム」はどうやら自動バックアップによるものだということがわかりました。
根本原因
RDS作成時の設定画面を確認してみます。

閉じられてるので気付きませんでしたが、これを開くと…。
デフォルトでは「有効」になっているようです。しかも「保持期間」は7日間。

RDS作成時にこれをOFFにしないとダメなんですね。
対処
「システム」のスナップショットは手動では削除できない仕様のようで、対応策としては、RDSダッシュボードから「DBインスタンス設定」の「バックアップ保持期間」を0日に変更すれば、自動バックアップ時にただちに削除されるらしいです。
この設定変更後、再度確認してみると、「システム」のスナップショットが見事にクリアされていて一安心。
なお、RDS作成後は「自動バックアップ」自体を無効にすることはできないようなので、事実上の無効という意味でも「バックアップ保持期間」を0日に設定することが対処になると思います。
余談
このエピソードは1月某日の話でしたが、実はその後にも環境を作り直したりとしており、9月にも同じ事件を引き起こしました。(学習能力がないなぁ)
ちなみに今回も、少額の発生だったので、控除されたようで請求には至りませんでした。めでたしめでたし。
おわり