【AWS】Cloud9環境レシピ(React編)
AWSのCloud9を使って、Reactの開発環境を作る手順を記録します。
ベース環境は「【AWS】最低限のネットワーク環境レシピ」を参照のこと
1.Cloud9 Environment作成
項目 | 設定値例 | 備考 |
---|---|---|
Name | my-cloud9-react | |
Description | 任意で説明文を記述 |
項目 | 設定値例 | 備考 |
---|---|---|
Environment Type | Create a new no-ingress EC2… | SystemManager統合でEC2に接続(SSHポート不要) |
Instance Type | t2.micro | 使用するEC2のスペック。 (今回は無料利用枠で設定) |
Platform | Amazon Linux2 | OSを選択 |
Cost-saving setting | After 30 minutes | EC2コスト削減。Cloud9終了後から30分経過でEC2を休止 |
Network(VPC) | my-vpc | 自分で用意したVPCなどを指定 |
Subnet | my-subnet-a-public | 自分で用意した外部接続可能なサブネット。 (Internet GatewayまたはNATが設定されている) |
これで作成すると、Cloud9というエディタのインスタンスと、対となるEC2が作成されます。
2.Reactに必要なパッケージをインストール(最新化)
「Amazon Linux2」はRedhat系なのでyumを使ってセットアップしていきます。
(1)yumを最新化
sudo yum -y update
(2)Node.jsインストール
// 現在のバージョンを確認
node -v
// バージョンアップする場合の手順
// nvmのインストール
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.1/install.sh | bash
command -v nvm
// 「nvm」と表示され、インストールされたことを確認
//Node.jsをインストール
nvm install stable --latest-npm
nvm alias default stable
// バージョンを確認
node -v
// ついでにnpmもバージョンを確認
npm -v
(3)yarnインストール
※Reactでは必須パッケージとなっているのでインストール
curl -sL https://dl.yarnpkg.com/rpm/yarn.repo | sudo tee /etc/yum.repos.d/yarn.repo
sudo yum -y install yarn
(4)create-react-appパッケージをグローバルインストール
npm install -g create-react-app
※インストールしないでreactプロジェクトを作る方法もあります(後述)
(5)プロジェクト作成
cd (任意のディレクトリ)
create-react-app (プロジェクト名)
// プロジェクト名のディレクトリが作成され、その下にReactテンプレート(構成)が作られる
(補足1)既に作成済みのディレクトリにReact一式を作りたい場合
cd (当該ディレクトリ)
create-react-app .
(補足2)上記(4)で「create-react-app」パッケージをインストールせずにReact構成
を作りたい場合
npx create-react-app (プロジェクト名)
「npx」はnpmに梱包されているコマンドで、インストール・実行・アンインストールまで
行ってくれます。
通常npmでインストールしたパッケージ情報はPackage.jsonに記録されたり、コマンドで
バージョン確認できたりしますが、npmで代替してしまうとそれが残らないため、後々
バージョンが分からなくなったりとデメリットもあります。
(6)Reactテンプレートの実行確認
npm start
以下のような画面が表示されればOKです。
ターミナル上で Ctrl+Cでサーバを停止できます。

おわり
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